英語の勉強方法

Shintaro Shiba
6 min readJun 24, 2020

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定期的に友人との会話などで聞かれることがあるので、自分がやってきた・やっている勉強方法をまとめる。

目次

  • 前提
  • やってきた勉強
  • その他意識していること
  • まとめ
  • 今後の目標

前提

自分の英語力

  • 日本人。帰国子女ではなく留学経験はない
  • 特にESS等に入っていた経験もない
  • 2018年当時、TOEFL iBT 100。2020年現在はもう少し高いと思われる
  • 英語で問題なくソフトウェアエンジニアとしての仕事ができ、抽象的な議論やセンシティブな話題に関して会話ができる
  • 英語でチームのスクラムイベントやデザインの議論を運営・ファシリテートできる
  • 英語で全社向けの発表ができる
  • 少人数〜大人数でのネイティブの飲み会に参加して笑いが取れる
  • 外国人との本格的な恋愛経験はなく、デートくらいが限界
  • いわゆる「日本人なまり」はかなり小さい方だと思う

仕事での英語環境

  • 100%英語
  • エンジニアは東京4人 + テキサス2人で構成されるスクラムチーム
  • チームの日本人は自分1人
  • 残り5人のうち英語ネイティブは3人、非英語ネイティブが2人(どちらもヨーロッパ)
  • マネジメントはやっていない

やってきた勉強

第二言語習得に関する臨界期の存在などもあると思っているので、小さい時のことから書いておく。

幼少期〜小学校

この時期、英語の勉強はしていない。幼稚園・小学校ともにフランス語の授業がある学校だったので、むしろフランス語の日常会話ができた。フランス語能力については後述。

中学校〜高校

第一外国語が英語、第二外国語がフランス語。中学3年の頃にフランス語検定3級を取得。

英語に関しては、平岡塾(https://www.hiraokajuku.co.jp/)に6年間そこそこ真面目に通っていた。大学受験含め、ペーパーテスト上は英語は得意な方だったと思う。話す機会は学校と塾の授業以外にはなかった。

大学

変わらず、第二外国語としてフランス語を選択。フランス語を勉強していたのは大学2年生が最後。

  • 大学1–2年では悪名高いALESSという授業があった記憶がある。それ以外に学部で英語の勉強をした記憶はない。
  • 大学3–4年では、研究室に所属。教授は日本人だったがゼミでの公用語が英語。ただ、ラボでの日常会話は日本語だった。
  • 学科のアルバイトとして留学生のチューターをやった。当時ラボにイギリスから留学できていた学生の面倒をひたすら見た。保険証の取得や銀行口座の開設から買い物なども含め。

学科の同級生が比較的英語が話せる人が多かったので、伸ばさなければという意識はあったかもしれない。

大学院

学部4年と修士の時は国際学会に年1~2回行って発表と(先生について行きながら)交流をし、ついでに観光も楽しんでいた。

  • 修士1年の時にカリフォルニアに1ヶ月のインターン
  • 修士2年の時は、上述の学部の時に面倒を見ていた留学生のところに遊びにいき、1週間ロンドン(Imperial College London)の学生寮で過ごす。海外学生生活の一瞬の擬似経験だった。

この頃、TOEFL(準備などなし)で言えば90点弱くらいだったと思う。

社会人

最初の2年弱は仕事で英語を使う機会がほぼなかった。

  • 発音の基礎を学ぶためにジングルスに通う
  • TOEFLの点数を上げておこうとアゴスも受講。これで100点に乗る。

その後は現在の職場での英語環境に異動して現在に至る。

  • 日本人ゼロのチームに飛び込む
  • 英語ネイティブや自分よりも優秀なエンジニアの喋り方を真似する。
  • 「スクラムイベント運営やらせてくれない?」とスクラムマスターに頼み、やってみる。慣れるとできるようになる。
  • 普段から仕事以外のいろんなことを話すようにしておくと、飲み会は呼ばれがちになる。

その他意識していること

  • PodcastやTedはここ2年くらい良く聞いている。高校の頃は通学時に、ESLのPodcastや単語帳付属のCDを聞いていた時期があった。
  • 海外に行った時の半分くらいはCNN等のテレビを付けっ放しで寝ている(おそらく意味はない)。これはズボラな性格による。
  • 英語の書籍は、もともと日本語に比べてスピードが落ちてしまうため眠くなってしまい苦手だった。ここ半年くらいで、ビジネス書や少しぶ厚めの本をポチって読むくらいの元気が出てきた。
  • たまに、会議や自分の発表をOtterで録音し、スクリプトに落としたり聞き直している。変なクセがあったりするのを自分で見つけるのはしんどいので、毎回ではない。
  • 会議での重要な発言や飲み会での笑いは、発言量ではない。適切なタイミングで適切な内容を発言できることの方が重要。もともと日本語での飲み会でも発言量はそんなに多くない。
  • もっとも英語が流暢になったと感じたのは2回:修士2年でロンドンの学生寮に滞在して、日中は観光をして夜な夜なビリヤードやらゲームをやっていた時と、現在。つまり使用頻度がもっとも上がった時。

ちなみに、Skype英会話系は一切利用していないので効果のほどは自分にはわからない。やる予定も今のところない。

結局大事だったのは?

継続的にやることの方が大事かもしれないが、強いて言えば影響が大きかったのは

  1. 幼少期の外国語ヒアリング経験(耳を慣らす)
  2. 中高の平岡塾(大学受験までで文法をほぼ完全に押さえておく)
  3. 大学での留学生チューターと学生寮滞在経験(ここまでで、仕事してもギリギリイラつかせないくらいの英語力になっておく)
  4. 職場に放り込まれ、真似する。自分の英語を録音する。

だろうか。幼少期のヒアリング経験は言語習得の臨界期の存在による制限。英文法はもう大学では教えてくれないと考えておいたほうが良い(というよりも、そこまでで習得できていないとそれ以降の機会損失が大きくなりすぎる)。

おそらく学部か大学院生の時に留学してしまうのが、ウェットな人間関係を経験できるだろうことも含めて、もっとも確実だとは思う。あるいは恋人を作ることか?

今後の目標

直近数年間では、日本人でなくともコーチングとマネジメントができるようになればいいなと考えている。もっと将来的には、「5割以上が非日本人の会社のVPになっても問題なく業務が遂行できる英語力」、あたりが現実的な着地点かもしれない。

注意する必要があるのは、英語ネイティブの英語と、非英語ネイティブの英語と、日本人の英語という3種類の間にそれぞれ大きな隔たりがあること。”非日本人”と書いたのはそういう理由がある。

具体的には、ここからは特にシャドーイングと自分の発話の録音を使った振り返りが必要になりそう。

久しぶりのブログを深夜に一気に書いてしまった。

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Written by Shintaro Shiba

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