2020年

Shintaro Shiba
8 min readDec 31, 2020

2020年の個人的振り返り。買ってよかった物と所感を手短に述べる。

買ってよかったもの

L’oiseau Blue スチール ホワイトボード シート 600×900mm

壁に貼るタイプのホワイトボード。在宅勤務用に部屋にホワイトボードが欲しかったのだが、キャスターがついていると邪魔なので、部屋のコンクリート壁に貼って使用できる物が欲しく探していた。様々比較した結果これに落ち着いた。サイズ展開が豊富なのも良い。マグネットがつく壁の面積が広がることもメリットである。ペンは適当な細いものを購入。

MOBO ノートパソコン スタンド 折りたたみ 貼りつけ式

これは誰かのブログで見かけたもので、Laptopの下に貼り付けることで高さを調節することができる。使用しない時にはマグネットで収納できるので、場所を取らず、便利。

Dell 23.8インチモニター

在宅勤務用のサブモニターとして購入。後述の、モニターアームと組み合わせて使用している。このDellの選定理由は、同程度のサイズの製品郡と比較して、(1) 前面ベゼルの狭さ (2) 背面デザインの美しさ (3) USB Type-Cによる電源供給。特に (3) は、Laptopに接続するコードを一本減らすことに貢献しており、個人的には決定的だった。

Flo モニターアーム

ちなみにこれは贅沢品である。無骨でなく、動作がスムーズかつ油圧式かのような(ではないが)スムーズさで安定して使用できるモニターアーム 。確かに美しい。

popIn Aladdin 2

蛍光灯とプロジェクターが一体化している製品。Wifi接続してYouTube、Netflix等を見るのに使用。ホワイトボードシートをスクリーンがわりにしているので、解像度的には良いのだが、シートだと光の反射が強くなってしまうので、白い壁に直接投影した方が良いかもしれないと考え中。

テレビを所持していないので、テレビがわりに、受動的な動画再生ツールとしても重宝する。

YAMAHA MusicCast 20

スピーカーの選定基準は、Bluetooth対応、AirPlay対応、音質、サイズ(一人暮らしにとって大きすぎず小さすぎない)、オシャレさ、価格。

Panasonic ジェットウォッシャー ドルツ

オーラルケア用品。毎日ではなく、気が向いた時に使用。

所感

短くまとめる。2020年は、非常に柔らかく表現するならば、実は友人の増えた一年だった。特に仕事を通して、20~40代の国籍を問わない同僚と、これまでになくエモーショナルな bondness を構築できたことが収穫だと思う。家族ぐるみの付き合い(自分にはまだ家族はいないので一人だが)や、節目節目でのウェットな人間関係構築は、英語含め、そしてもっと大きくは異文化理解を含め、去年までの自分にはできないことだった。直近数年間、自分自身が心掛けていることとして、“Know myself”, “Understand others”, “Hiring” の3つがある。多文化でのウェットな人間関係構築は、この前者2つを少しずつ実践できている結果でもあるのだろう。

ハンターハンター 32巻、ジンとゴンが再開して世界樹の上で語り合う名シーンに、次のようなコマを含む一連のシーンがある。(本編よる抜粋・引用)

前後もよいので是非本編を参照されたいが、一言で言えば、同じように感じることが多い年だった。今の会社のフェーズとして、自分を含めた大多数が、ネームバリューやお金や名声目当てではなく、自分の頭で考えた上でリスクをとって働きに来ている(逆に、リスクの取れる人でないと今のこの会社で働くことに向かないと思う)。それらの人とチームを作り、物事を drive するという経験をしていることこそが、「大切なものがほしいものより先に来た」と感じられている大きな理由だ。

仕事以外の友人関係では、リモート飲み等によって緩いつながりを再確認することもあった。高校の友人等と気軽にコンタクトできたのは良いことである。また、SNS離れが進んだ一年でもあった。特にtwitterを眺めなくなり、instagramのストーリーを投稿しようとも思わなくなった。twitterに関しては、フェイクニュースや知的マウンティング、過剰なポリコレやいわゆる Liberal elite によって世論と解離し、タイムラインの多様性が失われてつまらなくなったからである(このあたりの問題に関して自分の考えは千葉雅也氏に近い)。instagramに関しては、いくつかの感情的理由があるというように自己分析している — — 自分の投稿内容自体の陳腐化(大事件は滅多に起こらない問題)と、それと別で、投稿する理由がなくなってしまったのではないだろうか。楽しいことや幸せなことは、別にSNSに投稿しなくても楽しいし幸せなのであり、美味しい食べ物も投稿されなくても美味しいのである。嫉妬も羨望も受ける必要がない。少なくとも現在、自分の周辺の局所的な交友関係において自己を実現できれば十分ということでもある。余談だが、30歳を超えてtwitterが盛んな社会人に対してネガティブバイアスがかかるようになった。

今年を通して最も危惧していることは、文化的な読書が減ったことである(ビジネス書はしばらく十分)。教養を広げ、人間的な複雑さや立体感を深めるような人文学的書籍の読書量がこれまでの人生の中で最も少なかった年であった。いくつか読んだ歴史や哲学関連の書籍の中で面白かったものについての紹介は次の記事に譲りたい。

また、コロナによって音楽活動も減った。去年始めたダンスは継続して練習しており、自己表現的な悩みが出来はじめている。表現的な悩みというのは、(自分の造語だが、)楽器でもよくある、技術的方向性と自己の特質や表現の方向性に関するミスマッチ(あるいは、方向性自体の探究)のフェーズであり、経験的には腰を据えて基礎的技術を見直すべき時であることも多い。

「最も多く時間を過ごす3人によって自己の性格が影響を受ける」のようなことをいうが、真偽はともかくとして友人との創発的会話によって思考を深めたりすることは多々あるわけで、そのような機会が減ってしまったことは誰にでも降りかかったコロナによる影響だろう。

そのような中で支えてくれ、助けてくれている知人・友人にも改めて感謝したい。

2021年も引き続き、自分なりのパラメタや時間の振り方で、やるべきことを進めていける年でありたい。あと2年ほどで20代が終わるので、自戒を込めてこの動画で締める。2021年も良いお年を。

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